霊園・墓地の選び方(大切なのは、環境と未来)
墓相は、お墓は自然に帰すところ。また、手を合わし先祖への感謝の窓口。その窓口は、大自然の中にあり、近代工場近辺・電磁波の乱れる場所・高速道路などの真横や下になるところは、絶対に避けることが、基本です。環境:お墓には墓相・印鑑には印相・顔には人相・手には手相があります。
お墓を選ぶ初代は、家の根を築く為に、最初で最後の選択です。子孫は、何処に住むかわからない時代、遠い近いより、墓地として適しているかの環境が大切です。
このホームページ以外にも、どのお墓の書物やどのホームページにも記載されている基本です。是非、結論は研究されてから判断下さい。
この原則から、回りの環境(霊園の壁面が地肌のままの未整備環境や開発造成される場所)は、見渡すと判断できます。まず、墓地の管理者は、倒産の可能性のある会社法人では墓地経営の許可は許されていません。宗教法人・財団法人・公益法人が、その墓地の近くに存在し、代々管理が安心なところかどうかを判断される事が基本です。研究して、家の根を分家の責任として判断下さい。
方角について
住居には「家相」・印鑑には「印相」・人には「人相」「手相」があるように、お墓には「墓相」が有ります。
お墓は、日本人の風習習慣です。分家で、自分のお墓を寿陵墓(生前墓)として建てても、先祖の祀り漏れも供養しますと言う意味が有ります。
これらの事から、お墓は「家の根」と言われ、その「家の根」は、自分の子孫の基点を表す大切な場所です。
お墓を建てる方向は、お墓の表面が南方向というのが最高の条件であるのが有名です。「墓」という字は「草が生え、日が当たり、大きな大地に土がある」と、書きます。南向きに日が当たる事、すなわち日照時間の重要さを表しているのでしょう。当然、多少方向は振る事は有りますが、南から東方向に少し振る程度は安心です。
このような事は、一般的にお墓の造成分譲する時点で解って造成しているので問題は無いはずです。
また、1㎡区画以上の場合、背中合わせの区画は避けましょう。全完成時の美観も損ねます。
お墓が自分の家の基点なのですから、当然、そのお墓の向いている方向に住まいが有れば、ご先祖に見守られる方向に自宅が有るということに成ります。
自宅からお墓が北に向いて両手を広げての正面の方向が最良方向とも言えますが、最近のお墓事情で、困難な場合が多いものです。家からの方向よりお墓の方向が、優先でしょう。
寿陵墓について
分家の宿命として、本家からの独立の証に生前にお墓を建てる。
これは、昔からの日本の風習・習慣の一つです。これを寿陵墓といいます。
一般的には50才代中心で、自分の初代の墓を建立をしお祝いをされるのが普通ですが、最近はその年齢も若くなってきました。
分家の宿命は、両親の面倒を見ないで独立したことで、自分がお墓の初代として名前を赤字で彫刻して建立し、そのお墓が将来、先祖代々のお墓に成って行く証とする訳です。
宗派が何か? 家紋が何か? など、家族の色々な節目で、毎回本家に物事を尋ねる事が、まだ独立すら出来ていない証です。
本当に分家のお墓建立することで本家から独立し、家族への責任を果たし、その独立を祝います。
また、あなたの子孫に迷惑がかからないように、分家の責任を果たす為の最後の儀式と言われ、余生の繁栄を祈念するお祝いでも有ります。
「死んだら すきにしてくれたらいい。」?
本家の苦労も知らずに、分家は、このような わがままな事もよく聞かれますが、その時になって、子孫はそこらにほっておけず苦労するものです。
死んでまで子孫に迷惑をかけるようなことを避けないといけません。
夫婦間の親戚・親類があるのに、お骨を捨ててもいいと言われても、結果、子孫はそのようなことは出来ません。生前のわがままな言葉に過ぎないのです。
最終的に準備しないで、わがままな事で家族の迷惑になることを理解し、きちんと責務を果たそうと考えれるようになったら、本当の本家からの独立と言えるのでしょう。
墓地・霊園選びの際にチェックすべき項目
- 墓地造成方向は?専門関係者の運営する霊園か否か?
- 霊園・墓地は、「お墓の選び方」に有る様に、その方向などを的確に考慮して造成しているか。
- 近ければ良いというわけではない。
- 最大に重要なものは霊園の将来の管理です。小規模自治会墓地・寺院墓地など小さな墓地の場合、お盆・彼岸前に当番などで清掃などで、出ないといけない場合があります。本人は、気になりませんが、何代か先に迷惑に成らないか?少し考えるのも必要でしょう。
- 霊園管理事務所を見ると将来がわかる。
- 霊園の判断は、難しいものです。初めは美しい売り出しで始まり、完売間近で、駐車場が墓地に成ってしまったとか、管理事務所も休憩所も墓地に販売された?そんな問題がたくさん有ります。 一番の判断は、霊園管理事務所が、完売後、存在するかどうかを、確認する事です。すぐに撤去できる霊園管理事務所でないのが普通です。その霊園事務所で法事や休憩所など、永続的建築で完成していれば安心でしょう。
- 霊園の規模はどうか。
- 霊園の募集や石材販売時は、その担当員が存在します。霊園は、完売後も管理を必要とし、業務が継続する大切なものです。管理料の額で、霊園担当員の勤務・光熱費・維持管理費が、賄えるかどうかは、全体の墓地面積を確認して、管理料額を計算したら出来る事です。一般的に、清掃員と管理人2名・水道代や光熱費・修繕費で、送迎車維持など、加えると年間2000万円程度は、管理費が必要になります。その管理料の算出には、必ず墓地面積の規模が必要です。
- 完売後の美観を維持しようとすると管理料価格の増加となり、価格を上げないと、運営できず担当者不在の霊園に成ったりします。完売後、担当員が不在になり、お盆・彼岸前に、顔を出す程度に成ったら大変です。環境は悪くなるし、問題も多発します。
- お墓は、毎日、通うものでは有りません。墓参する範囲に数十分の差で、判断できるなら、その比較をし子孫の為に、その霊園の未来を創造し結論しましょう
- 未来の地形の変化を想像してみる。
- コンクリート壁面より自然。大木より、見晴らし。
- 霊園の回りを見渡して、がけや傾斜地じゃないですか?
- 将来、草木が横から倒れてきませんか?
- 墓地内は、草の生える自然の土面ですか?
- 霊園の未来の状態を想像しましょう。
- 数十年経過したらわかることですが。その時を想像下さい。
- 未来の墓参を想像してみる。
- 無料墓参送迎は多少の遠方でも老後が安心です。
- 現代はマイカー時代。でも、必ず運転できない年齢になります。その時を想像してみてください。
- 運転できない年齢になっても、お参りしたくなるのがお墓です。マイカー墓参を家族にお願いをする。若い家族は、墓参を優先しないでしょう。でも、あなたは愛する故人の墓参を希望しても墓参できない。それは悲しいものです。
- これを解決するのが、霊園の無料墓参送迎車です。完売後の霊園維持管理において、大規模霊園でないと、なかなか、継続できない重要なシステムです。
- 近隣でも墓参できず、遠方でも数十分の差で墓参できる。こんな差が、お墓の未来の判断できるポイントです。